風況解析
風況データを、機種・配置・事業性の検討へ。
観測データの確認・解析とCFDによる気流解析を通じて、発電量や風条件を評価します。計算の前提と結果を整理し、開発初期の判断や風車メーカーとの事前協議に必要な資料を作成します。
対応する主な業務・課題
- 観測データから、サイトの風況特性を把握したい。
- 風車機種・ハブ高さ・配置案ごとの発電量を比較したい。
- 観測年の風況と長期的な傾向の関係を確認したい。
- 極値風速・シア・乱流特性を初期段階で検討したい。
- メーカーや開発関係者との協議用に、解析結果を整理したい。
観測データの確認・解析
データの取得状況、異常値や欠測、センサー間の整合性を確認し、解析の対象と処理方法を整理します。
平均風速、風向出現頻度、風速分布、鉛直シア、乱流特性などを集計し、月別・風向別・高度別の特徴を確認。マストとLiDARを併用している場合は、両者の同時観測データの比較から、決定係数・回帰直線の傾き等による相関性の評価を行います。マスト観測との整合性を確認し、LiDARによる上空の風速分布・鉛直シアの評価に向けて、利用上の留意点を整理します。
CFDによる気流解析
MASCOTは、東京大学と株式会社水域ネットワークが共同開発した気流解析ソフトウェアです。日本の山岳地形など複雑な地形上の風況予測に対応し、風力発電の発電量評価や極値風速の算定に用いられています。
当社ではMASCOTを用いて、地形や地表面条件を踏まえた風況を解析します。計画風車位置や観測候補地点の風況を検討し、観測データがある場合は実測との比較を行います。
計算結果だけでなく、入力条件や実測との対応を確認し、計画検討に必要な図表としてまとめます。
発電量評価・配置案の比較
観測データ、気流解析結果、風車のパワーカーブ等に基づき、開発初期の年間発電量を評価します。風車機種、ハブ高さ、基数、配置の違いによる結果を比較し、ウェイク等の条件を踏まえて検討します。
長期的な風況との関係、計算に含める損失・制約、使用データを明示し、各案を同じ前提で比較できるよう整理します。
極値風速・シア・乱流特性の初期検討
風車機種の検討やメーカーとの事前協議に向けて、極値風速、鉛直シア、乱流特性などを整理します。サイト条件と依頼目的を確認し、採用する手法と対応範囲をご提案します。
結果の前提、データの制約、追加確認が必要な点をまとめ、後続の詳細検討へつなげます。認証申請用の最終評価や風車の設計適合性判断は、担当する専門コンサルタント・風車メーカー等と役割を分けて進めます。
結果の説明と技術協議
解析結果を、開発担当者・造成担当者・風車メーカーが検討に使える形に整理します。配置や機種の変更に伴う影響、風条件に関する論点、追加検討事項を共有し、次の判断に向けた技術協議を支援します。
提供する資料・データ
業務範囲に応じて、次の資料を提供します。
- 観測データの品質確認・処理内容の整理
- 風配図、風速分布、シア・乱流特性等の図表
- CFDの解析条件と風況分布図
- 風車位置別・機種別・配置案別の発電量比較
- 極値風速等の初期検討資料
- 検討条件、結果の解釈、追加確認事項をまとめた報告書
風況解析の業務依頼・お問い合わせ
解析の委託をご検討の際は、対象地域、解析の目的、対象となる風車の基数・機種、観測データの有無、希望時期をお知らせください。
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