ウィンドコネクト株式会社
HOMEOBSERVATION

風況観測

ドップラー・ライダー観測を、現場対応から解析へ。

ドップラーLiDARの設置・運用、観測位置の選定、データ管理まで。豪雪地帯での観測経験を活かし、マストとの併用を含めて観測を計画します。株式会社新エネルギー総合研究所と連携し、地形・積雪・電源・保守条件に合わせた観測をご提案します。

対応する主な業務・課題

  • マスト・LiDARの設置位置や観測構成を検討したい。
  • 山岳地や積雪地、商用電源のない場所で観測したい。
  • 観測からデータ整理・報告まで依頼したい。
  • 欠測や凍結、機器間のデータ差を確認・評価したい。
  • 後の解析・技術協議に必要な観測資料を整えたい。

観測計画・位置選定

計画風車位置、地形、周辺の樹木・障害物、既存の風況情報を確認し、必要に応じた気流解析と現地確認を組み合わせて候補地点を検討します。

風車群に対する代表性と、局所的な気流の影響、搬入・用地・電源・保守条件を整理。観測の目的に合わせて、マスト・LiDARの配置や観測高さを検討します。

ドップラーLiDARによる風況観測

WINDCUBEを用いて、複数高度の風速・風向を観測します。ハブ高さ付近の風況把握、鉛直方向の風速分布の確認、マスト観測との比較など、目的に応じた観測を計画します。

マストとの併用では、位置・高さの関係と同時観測データを確認し、機器間の差も含めて解析への利用を検討します。

マスト・ライダー併設観測の概念図。機器寸法・離隔・照射範囲は模式的な表現です。
マスト・ライダー併設観測の概念図。機器寸法・離隔・照射範囲は模式的な表現です。

寒冷地・積雪地と独立電源

積雪、低温、冬季のアクセス、機器の消費電力を踏まえて、設置方法と電源・保守計画を検討します。新エネルギー総合研究所の独立電源技術と観測経験を活用し、現地への移動や補給・点検を含めた運用をご提案します。

適用できる設備構成と運用条件は、サイトごとに確認します。

積雪地のLiDAR架台
積雪地のLiDAR架台
独立電源設備の設置例
独立電源設備の設置例

マストによる風況観測

狭い敷地、傾斜地にも。現地条件に合わせたマスト観測。

株式会社新エネルギー総合研究所(NERI)の四角柱マストは、4方向の支線で支持する方式を採用。支線の水平距離を抑えた配置により、敷地が限られる場所や、支線の固定位置に高低差がある傾斜地でも、設置の可能性を検討できます。

狭小地・傾斜地への対応

地形や敷地条件を踏まえ、マストと支線の配置を計画します。支線ごとに固定位置の高低差がある現場にも対応してきました。

搬入が難しい現場での設置実績

ヘリコプターやモノレールを活用した搬入・設置の実績があります。車両での搬入が難しい場所でも、現地条件に合わせた施工方法を検討します。

通信環境に合わせたデータ回収

高性能アンテナや衛星通信を活用し、携帯電話の通信状態が悪い場所でも通信手段を検討します。

ウィンドコネクトの観測位置検討・解析と、NERIの設置・運用経験を組み合わせ、観測目的と現地条件の両面から計画します。センサーの設置高さ・配置、機器構成を記録し、観測期間中のデータ確認・管理につなげます。

設置可否は、地形・地盤・必要な支線配置などの現地条件により判断します。施工・保守・撤去を含む担当範囲は、ご提案時に明確にします。

積雪地での観測設備の設置例
積雪地での観測設備の設置例

データ管理・月報・相関性評価

観測データを、解析につながる月報へ。

マスト・LiDARの設置と運用に加え、取得データの確認、グラフ作成、技術コメントを含む月報を提供します。気流解析の知見を活かし、風況の特徴とデータ品質を整理して、開発担当者や後段の解析担当者に引き継ぎます。事業者が保有・設置した観測設備のデータ管理にも対応します。

月報で報告する主な項目

  • 高度別の月平均風速の推移、月別データ取得率
  • 月別風向出現率、風向別エネルギー分布(エナジーローズ)
  • 高度別の風速分布・ウィンドシア
  • 風速別乱流強度、風速頻度分布・ワイブル分布
  • 気象センサーデータ(気温・湿度・気圧)
  • 各図表へのコメント、異常データや欠測の状況・処理内容

設置機器、取得データ、契約する業務範囲に応じて報告項目を構成します。必要に応じて近隣アメダスの平年値相当との比較や、月別風速変動との比較を行い、その月の風況を検討する参考情報を整理します。

異常値と判断が難しいデータを、理由とともに報告

異常な値や極端な値は、時系列、他センサー、機器状態等を確認します。凍結や測定異常と判断したデータは、理由と対象期間を明示して欠測扱いとします。実際の強風による極端値と、測定異常による値を区別して扱います。

着雪による回転数低下が疑われるなど、除外すべきか判断が難しいデータは、疑われる影響と判断上の留意点を別途コメントします。原データと処理後データを区別し、除外・補完を行う場合は対象と処理方法を記録します。

マスト・LiDAR併設時の比較と相関性評価

マストとLiDARの位置・観測高さ、同時観測期間、使用データの条件を確認して比較します。風速の相関性に加え、風向分布と鉛直方向の風速変化を照合します。

  • 風速の相関図、決定係数R²、回帰直線の傾き
  • 風向の相関性評価と風向差の確認
  • マストとLiDARの風配図の重ね合わせ
  • 風速を無次元化したマスト・LiDARのウィンドシア比較図

結果の特徴と利用上の留意点をコメントし、上空の風況評価や後段の技術協議につなげます。

月報の図表例:マスト・LiDARの無次元化した風速によるシア比較
月報の図表例:マスト・LiDARの無次元化した風速によるシア比較

両機器の観測高度での風速分布を照合し、LiDARが捉える上空の風速変化も確認します。図は提供する図表の一例です。

提供する資料・データ

業務範囲に応じて、次の資料を提供します。

  • 観測計画、設置位置・高さ・機器構成の資料
  • 設置記録、写真、保守・機器変更等の記録
  • 観測データ、品質確認・処理内容を整理したデータ
  • 月別の取得状況、風速・風向等の集計資料
  • 月報・年報、解析担当者へ引き継ぐ観測関連資料

風況観測の業務依頼・お問い合わせ

風況観測の委託をご検討の際は、対象地域・位置図、予定する観測期間、必要な業務範囲、既存設備の有無をお知らせください。

業務依頼・お問い合わせ