ドップラーライダー観測の必要性
近年のタワー高さ100mクラスの風車ではウィンドファーム認証(NK認証等)で必要となります
風況観測タワーは観測タワーは60m以上の計測は困難
60m以上の観測では各種規制により設置コストが高く、許認可に時間を要します
※現在、規制緩和により60m以上のタワーも以前より設置がしやすくなっています
最近の大型風車(3~4MW以上)のタワーの高さは100m前後が主流です
近年ではハブ高さ120mクラスでの検討も始まっています
ウィンドファーム認証ではタワー高さの2/3以上の計測が必要です
100mタワーの場合、100✕2/3=66.6m以上の観測が必要です
ウィンドファーム認証では、ドップラーライダー等のリモートセンシングと風況観測タワーの同時観測が要求されるようになりました
観測マストの高さを建設可能な最大高さ(原則60m相当)としているか
リモートセンシングによる観測も観測マストと同時期間実施されているか
また、これまで通り、風況観測タワーでの計測も1年間必要なため、ドップラー・ライダーの計測期間も1年間必要となります

地形クラス | 最小観測高さ | 観測マストの代表半径 |
平坦地形 | ハブ高さの2/3以上 | 10km以内 |
複雑地形 | ハブ高さの2/3以上 | 2km以内 |
出典:ウィンドファーム認証に関わる技術資料(一般財団法人日本海事協会)
現在は、NKRE‐GL‐WFC01_September2024 ウィンドファーム認証 陸上風力発電所編
となっています
また、サイト風条件の評価MEASNET(第2版 2016年4月)においては
「風速計の計測結果をもとにして、それ以上の高さの値を推定するために、追加のリモートセンシング機器を利用することができる」と記載されています。 ドップラーライダーはリモートセンシング機器に該当します
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